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恋 (小池真理子) : ミニ英和和英辞書
恋 (小池真理子)[こい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こい]
  1. (n,vs) love 2. tender passion 
: [いけ]
 【名詞】 1. pond 
: [まこと, しん, ま]
  1. (adj-na,n) (1) truth 2. reality 3. genuineness
真理 : [しんり]
 【名詞】 1. truth 
: [り]
 【名詞】 1. reason 
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)

恋 (小池真理子) : ウィキペディア日本語版
恋 (小池真理子)[こい]

』(こい)は、小池真理子による日本小説、およびそれを原作とするテレビドラマ1995年10月に早川書房ハヤカワ・ミステリワールド」レーベルより刊行された〔恋 (早川書房): 1995|書誌詳細|国立国会図書館サーチ 〕。第114回直木三十五賞受賞作。
1993年から1994年にかけて何を書いても納得できない状態にあった小池が、1994年12月のある日、バッハの『マタイ受難曲』を聴いていた時に、本作の構想やテーマ、登場人物の造形が「嵐のように脳髄を突き抜けてい」き、「神が降りた」感覚のもと書き上げたもので〔文庫版あとがきに代えて 小池真理子 『恋』 p.493 - p.496〕、「作家人生の転機となったとても大切な作品」「生まれて初めて小説を書いて満足し、もういつ死んでもいいと思った作品」であると述べている。累計発行部数は2013年12月現在で70万部以上。
第114回(1995年下半期)直木三十五賞にノミネートされ、藤原伊織の『テロリストのパラソル』と共に受賞。同回では小池の夫・藤田宜永の『巴里からの遺言』もノミネートされ、夫婦同時ノミネートとして話題にもなったが、結果的に当落を分かつことになったため、心の底から喜ぶことはできなかったという。2001年に、藤田が『愛の領分』で直木賞を受賞した後の夫婦対談で「あのときは半分嬉しくて半分辛くて、天国と地獄の間を行きつ戻りつしてたような日々が続いた」と語り〔『オール讀物』(文藝春秋)2001年9月号 「受賞記念夫婦対談」〕、夫婦関係にひびが入る覚悟もしたと言うが、藤田は対談の中でそれを否定した。
石原さとみ主演でテレビドラマ化され、2013年12月16日に放送された。
== あらすじ ==
浅間山荘事件の回顧記事執筆のため、当時の新聞を確認していたノンフィクション作家の鳥飼三津彦は、事件解決と同日に小さく報じられていた、同じ軽井沢で起きた女子大生による殺人事件を知る。日本中が注目していた大きな事件の陰に隠れていたこの事件に興味を持った鳥飼は、模範囚として既に出所していた犯人・矢野布美子へインタビューを申し込む。決してスキャンダル記事を書くわけではないと説くが、布美子は頑なに拒み、やがて勤めていた店を去り姿を消してしまう。仕事に忙殺され時が経ったある日、布美子から姿を消したことを詫びるとともに、癌で死期が迫っていることをしたためた手紙が届く。入院先を突き止めた鳥飼は、時間の許す限り布美子のもとに日参し、他愛もない世間話をする。やがて、鳥飼に信頼を寄せるようになった布美子は、裁判でも明かさず、報じられることのなかった隠された事件の真実を語り始める。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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